深夜2時の珈琲タイム

夜中に勢いで作った日記ブログ

独特の雰囲気。上越線土合駅にいってみた。

 はい、どうも!何気に旅好きな管理人です。
 上越線…群馬と新潟を結ぶ路線に、土合駅という駅があります。この駅、「秘境駅」と呼ばれているのです。何が秘境たる所以なのか、行って確かめてみました。

 高崎駅から上越線へ乗り換え、水上駅まで、そこからさらに乗り換えて二駅のところに土合駅はあります。

 上の写真の奥に見えてる列車に乗り換えて、列車は一路山の中へ。

 そして土合駅

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 なんだこれは……。そう、トンネルの中に駅があるのです。しかもただトンネルの中にあるだけじゃない……。

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 地上まで338メートル!深い!深いよ!

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 どどーんと、階段が聳えてるわけです。地上が小さい!
 上に登って改札に出るまで20分程度かかるそうです。とりあえず登ってみることにしました。次の列車1時間後だし。

 (心の中で)ヒイヒイいいながら登ること15分、200段目くらい。先に登ってた男子大学生二人組、冗談いいながら登っましたけど、すでにその余裕はなくなったようで。

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 階段の左右は湧き水?のようなものが流れていて、ここは本当に駅なのかと……。

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 そして、ついに、登りきった462段!その先には通路が続いており……なんとこの通路、川と道路をまたいでいました。そして……。

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 まだあるの!まだあるのかよ!「がんばって下さい」の上の・に若干煽られてるように感じたり。

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 というわけで、さらに通路を通って……。

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 やっと地上です。結構立派な駅舎。

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 下の建物が今まで通ってきた通路です。よう歩いたな〜

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 この駅、谷川岳の登山口になっています。私が駅舎のベンチでぼーっとしてる間にも、ザック抱えた人が出発していきました。

 そしてこの駅舎の裏側には……。

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 なんとホームが!
 この駅、地下深くに線路があるのは下り線(長岡方面)だけなのです。上り線(水上方面)は地上にホームがあります。

 どうしてこんな駅構造になっているか。昭和のはじめ、ここに線路が通ったとき山の中を縫って単線の線路が敷かれました。
 戦後になってこの路線を複線化するときに、「山の中を縫ってぐねぐねと曲げ通すくらいなら、今の技術でトンネルを掘ってまっすぐに通してしまえ!」ということで、上り線は今まで通り地上を、下り線はトンネルを一直線に通ることになったのです。

 さて、私は長岡方面に向かいたかったので、あの通路をふたたび通って階段を降りていくことに。

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下りホームの待合室。トンネルの中はひんやりしますからね。

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 かつてはここに運転事務室があったようです。今は物置と化していた……。

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 そうこうするうちに下り電車がやってきました。さよなら土合駅